【最新版】有事への備え、できてますか?震災だけでなく他国での戦争でも影響が出る可能性と備えについて。

2022年3月現在、ロシアとウクライナでは大変な事態となっています。

これを「他国の出来事」と捉え、「大変だな」「かわいそう」などと言っている場合ではありません。中国と台湾の問題・・・ではなく、日本も同じ状況にいつ陥るかわからない為です。

北方領土や尖閣諸島の問題がある中、「明日は我が身」と各自が捉える必要があります。

それ以外にも、他国での戦争から「第三次世界大戦」が勃発する可能性や、「核」が使われてしまった時の食糧危機・世界恐慌など・・・改めて、多方面での影響を各個人が考えなければなりません。

「他国の出来事」とテレビを見てお菓子を食べてる場合ではない・・・

平和ボケしてしまった日本人にとっては自分の身辺を見直す機会として、最悪の状況となった時にどう動くかを考える必要があります。

有事への備え:まず考えるべきこと

東日本大震災や阪神大震災などから、地震や水害への備えが必要なことは周知されており、各家庭で対策をとっているところも多いと思います。

改めて、家庭で「有事に備える」とはどういうことかを考えます。

1.防災用品を備える

まず思いつくものは「防災グッズ」です。

この防災グッズですが、1つ買って保管しておけば安心・・・という訳ではありません。定期的に中身をチェックしておく必要があります。

それは、時代とともに接続端子や仕様が変更になっているものが含まれている可能性があるからです。

いざ災害がおきたときに「携帯が充電できない・・・」という可能性が高いので、確認の上必要に応じて買い替えや内容の拡充を行いましょう。

見直しが必要な防災用品

必要なもの用途理由
懐中電灯やろうそく照明の代わり・ランプ切れや電池切れ
・LEDなど省電力で明るい後発品
・ろうそくは湿気や折れなど
ラジオ情報収集・部品の劣化による故障
乾電池電源確保・経年劣化
充電器電源確保・接続端子の変更など
※多機能ラジオ
(ライト・充電器付)
照明/情報収集
電源確保
・ランプ切れや電池切れ
・接続端子の変更など
軍手・手袋諸作業や防寒・子供用はサイズ確認必要
・長年の保存で虫食いなどの可能性
ゴミ袋・ビニール袋多用途・経年劣化で破れやすくなる
タオル類多用途・経年劣化
ティッシュ多用途・経年劣化
ウェットティッシュ多用途・劣化、乾燥
防災ブランケット防寒・経年劣化
カセットコンロ調理・経年劣化
コンロ様ボンベ調理・経年劣化

このように、経年劣化や故障などでほとんどの防災用品は定期的な見直しが必要です。

実際、我が家には右図のようなハンドル式の充電機能付きラジオ(懐中電灯機能もあり!)がありましたが、充電用ケーブルが今はなき携帯会社のガラケーのものばかりでした。

せっかく良い物買ってたつもりが全然使えない・・・という可能性も。

災害時に防災グッズを使おうとしたら、電池が切れていたりランプ切れしていると途方に暮れてしまいます・・・。必ず見直しましょう。

おすすめの防災グッズ

防災グッズは今いろいろな種類が販売されています。一つずつ自分で選んで購入するのが確実ではありますが、必要なものが多いのでまずは「セット」として販売されているものを購入することをおすすめします。

「防災セット」や「防災グッズ」で販売されているものの中で特におすすめなのは、防災士監修の持ち出し防災リュックです。撥水加工の大きなリュックの中に一通り必要なものが含まれています。

「防災士が被災者の声から作った災害後3日間を生き抜く事を念頭においた防災セット。これまで多くの個人・法人・団体様にお選びいただき気付けば、累計170,000個以上の防災セットを販売させていただきました」と紹介文にあるとおり評価も高いです。

不足がある場合でも大容量の撥水リュックに入れることができるので、届いたら内容を確認して個人的に不足していると思うものを追加することをおすすめします。

また、先に書いたとおりラジオやライトは新しい製品が出てきます。セットに含まれているものでは明るさが足りない場合もありますので、LEDランタンなどを追加で保管しておくことをおすすめします。

ラジオはUSB端子がついていて、手回し充電もできるタイプをおすすめします。

さらに、充電式カイロを購入しておけば防寒対策にもなりますし、スマホの充電もできるので一石二鳥です✨

2.非常食・水を備える

災害時に必要なものとして、生きるための「食」があります。

海外での紛争や戦争でも物流が止まったり、輸入できなくなるなど「食料不足」の可能性もあります。

国内だけ見ても、道路が寸断されて1週間物資が届かなかったりする可能性もありますので、自分で蓄えておくことが重要です。水についても同様。

生きるための必需品なので、しっかりメンテしながら管理しましょう。

非常食はどんなものが良いか

非常食にもいろいろありますが、今は5年保存ができて手軽に食べられるものが豊富に揃っています。

アイリスオーヤマの12種42食セットは、1人分1色2品(ご飯とおかず)のセットになっており、さまざまな味があるので飽きずに美味しく食べられます。

化学の進化により、やわらかいパンを備蓄することもできるようになっています。

非常食といえばカンパンというイメージがありますが・・・

避難中でも少しは「食」を楽しみたいので数種類買っておくことをおすすめします。

 パンやご飯・おかずといった主食だけでなくビスケットなどのお菓子も充実しています。

一通り揃えておけば心配も少なくできます。

必要な量や期間を想定して、余裕を持った量を準備しておきましょう。

火がなくても食品を温めることができる「発熱剤」も防災グッズとして売られていますので、合わせて備蓄しておくと寒い冬に冷たいものばかり食べずに済みます。

「生きる」という意味では「水」が一番重要です。ミネラルウォーターは普段飲む分も含めて常に多めに備蓄しておくことをおすすめします!

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非常食・保存食は5年ほど保管できるものが殆どです。5年に一回買えばいいものではなく、毎年更新するイメージでの運用を行えばいざという時足りない状況になりません。毎年見直していきましょう

現金の必要性と対策

2022年、ロシアでは「銀行からお金が引き出せなくなるかも」と銀行に人が殺到し、お金を引き出せない状況に陥っていました。

また、VISAやマスターなどクレジットカード会社が業務を停止する措置などを取っている為、買い物したくてもできない状況となっています。

有事の時の「お金」について改めて考えましょう。

どのような問題が起きるか

震災や水害などの災害は、部分的に起きるので銀行や証券会社が業務停止に陥ることは殆どありません。物理的に建物が被災してお金がおろせない場合は、被災していない店舗に行けば引き出せますし、回線切断による停止であれば回線が復旧すればこれまで通り利用可能です。

数日間現金を引き出すことができない状況になる可能性が高いので、自宅に生活防衛費の一部として現金を保管しておいた方が安全です。

※クレジットカードやバーコード決済もオンラインでの利用のため、回線切断時は利用できません。スマホにチャージしてるから・・・とか、カードがあるから・・・は通用しない点ご注意ください。

しかし、戦争が起きた場合はエリア限定での事態ではない為、状況が変わります。

「預金封鎖」

国が破綻寸前になった場合など、銀行預金に高額な税金をかけて政府の収入とする(没収される)可能性があります。その場合は、銀行からお金を引き出すこともできない状況となる為手元に現金を持つことができません。

「証券会社の破綻」

証券会社が破綻した場合は基本全額返金されますが、戦争などでは規約に基づき「1,000万円まで」が適用される可能性が高いと考えられます。ただし、「預金閉鎖」の場合は証券会社も対象となる為税金として政府の収入として持っていかれてしまいます。

「急激なインフレ」

戦争により急激なインフレとなった場合、お金の価値が皆無となってしまう可能性が高いです。そうなると家に現金を多めに持っていたところでどうにもならないかもしれません。

震災時は預金封鎖などが起きる可能性も少ないのでまだ楽観視できますが、「戦争」となった場合は八方塞がりの状態となります。食料と水だけでもしっかり備蓄しておくことが重要です。

あとは、「金」を持っておけば資産価値が変わらない などと言われていますが、「金」を購入できる余力があれば今は他に使いたい・・・という状況の方が多いと思いますので割愛します。

「預金閉鎖」が起きる可能性は戦争以外にも考えられますが、政府に没収されてしまう場合は逃げ道がありません・・・過去の日本の「預金閉鎖」では自宅の現金まで回収するため新紙幣に切り替えることで旧紙幣の回収という形を取られています。

連絡手段とハザードマップ

お金のことを考えると気が重くなってしまいますが・・・

最後に、「連絡手段」と「ハザードマップ」について確認します。

連絡手段の確認

現在はスマホ一人一台時代。Line通話などで事足りてしまうため、有事の際、通信回線が切断されて連絡が取れなくなってしまいます。緊急用の公衆電話を使おうにも、番号がわからない!!

という事態がないように、必要な連絡先情報は控えておくようにしましょう。(脳内インプットできれば最強です・・・)

災害時には、災害用伝言ダイヤルサービスが利用できますが、再生するためにはキーとなる共通の電話番号が必要です。

災害用伝言ダイヤル

また、災害時公衆電話を利用する=小銭が必要 となりますので、100円や10円玉を多めに準備しておいた方が賢明です。※テレホンカードが使えるケースもあるようですが、今時持ってる人少ないですよね。。。

合わせて、日頃から震災や災害を想定してハザードマップを確認するようにしましょう。ハザードマップはWeb上で簡単に確認できます。

ハザードマップ

今回の問題を踏まえて、ハザードマップの確認及び備蓄品と非常食の確認を改めて行いました。

非常食が少ないので追加し、防災グッズも子供が大きくなったので1人用を2つ用意しました。

お水はウォーターサーバー用のストックを1箱追加。

何もないのが一番ですが、有事の時に困らないように備えることの大切さを改めて実感しました。

家庭の状況に合わせてある程度の現金確保も含め対応できる準備をしていきましょう。