生きていく中での生活必需品「トイレットペーパー」。
私が子供の頃、近所の量販店の特売日に開店時間に合わせて買いに行っていた思い出がある。
別に実家は生活が苦しかった訳ではなく、「特売品だから買う」ということだったのだろう。
開店時間には、特売品 数量限定○個 と書かれたトイレットペーパーやティッシュペーパーを求めて行列ができていた。
子供ながらに「特売品トイレットペーパーは大人気だなぁ」と思って並んだものだった。
開店時間から少し経ってお店に行くともう売り消れていたことも多く、大人気商品を購入するというステータスのようなものを感じていた気がする。
そんな幼少期を過ごしていたが、大人になるにつれ特売品を買うことへの抵抗のようなもをの感じるようになっていった。
単に朝からお店に行くのが面倒ということもあったのだが、常日頃節約して生活している中で「トイレットペーパーはちょっといいものを使っている」というところで自己満足したい欲求が出てきたのである。
特売品との価格差は100円〜150円程度。
その価格差に「私は柄入りのちょっと高いトイレットペーパーを買ってるのよ」という満足感を得ることができ、トイレに行くたびにちょっとだけいい気分になれることが嬉しくなっていた。
この価格差に対しての自己満足度合いはかなり高い。
他の部分で節約していたとしても、トイレに行った時とトイレットペーパーを購入するときにだけひっそりと味わえるなんとも言えない気分。
現在購入しているものは、8ロール(1、5倍巻き)で358円程度のもの。
4ロールで400円のものを購入できる程の勇気はないので、たいして高くないこの柄入りトイレットペーパーでトイレに行くたびに「今日も我が家は柄入りトイレットペーパーであるぞ」といった気分に浸れるのである。
こんな発想自体が貧乏性だと笑われると思うが、是非お試しいただきたい。
柄入りトイレットペーパーがトイレにある感覚はみんなに味わっていただきたいものだ。
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